
家事に育児に仕事、本当に限界ギリギリですよね。仕事場でも後輩の上司がいたりで複雑な心境にもなるでしょう。
実は、そのしんどさ、あなただけの悩みではなくて、みんな内心思ってることなんですよ。
この記事では、なぜこんなにキツいのか、原因を掘り下げます。
そして、少しでも楽になる働き方のコツや、もしもの時のためのキャリアチェンジ、辞める前に絶対考えてほしいことまで、詰め込みました。
この記事でわかること
- 40代主婦が正社員で直面する「しんどい」7つの原因
- しんどさを和らげる働き方・考え方・キャリアのコツ
- 正社員を辞める前に必ず考えておくべき3つのポイント
このままでいいのか?ぜひ考えながら読んでみてください。
40代主婦の正社員がしんどいと感じる7つの理由

40代主婦が正社員で働くと、年代特有の悩みやストレスが重なりやすいですよね。
- 子供が小学校高学年になり習い事や行事が多くなってくる
- 後輩の上司が出てきて職場での立ち回りがしんどい
- 自分の時間は皆無
- 将来的の経済的なプレッシャー
- 下に見られたくない気持ちと常に戦ってる
- 転職したくてもできない
- 体力の衰えと仕事の負担が重くなる
子供が小学校高学年になり習い事や行事が多くなってくる
小学校高学年になると、親の負担が一気に増えます。
習い事の送迎、学校行事、PTAの集まり。
平日の昼間でも「お母さん、来れますよね?」の無言の圧力。
- 月曜:ピアノ教室(17時~)
- 火曜:サッカー(19時~)
- 水曜:休み
- 木曜:サッカー(19時~)
- 金曜:やっと休み…と思ったらPTAの集まり
共働き家庭の52.2%が「習い事の送迎がきつい」と答えているんですよね。
そりゃそうですよね。
仕事を切り上げて、周りの「お?もう帰るのか?」オーラをガン無視して帰宅。
帰り際の主婦のやる気は誰にも超えられませんよ?

毎日お迎えって、仕事どうしてるんですか?

実はね、送迎付きの習い事や、オンライン授業を選ぶ家庭も増えてきてるんです。
月謝は少し高くなるけど、毎日の送迎地獄から解放されるなら安いもの。
後輩の上司が出てきて職場での立ち回りがしんどい
40代になると、こんな場面に遭遇します。
新しい上司の挨拶。
今度、皆さんの上司になりました〇〇です。(32歳です)
ん?32歳?
自分より10歳も年下じゃん。って。
この前まで新人だったあの子が、いつの間にか出世してる。

年下上司との仕事、正直きついですよね。
- 「その仕事、もう10年前からやってるんですけど」と言いたくなる瞬間
- なんか自分の考えよりも上回ったら、無性に腹立つ
- 「〇〇さん、これ効率悪いですよ」と指摘される屈辱
実際、職場の人間関係にストレスを感じる女性は50.5%。男性の30.4%と比べて、明らかに多いんです。
まぁ。あなたに指摘する上司も実はビビってるんですけどね。
だから、こちらから歩み寄ってみる。
「その方法、新しいですね。教えてもらえます?」こんな感じで行くといいでしょう。
プライドなんて、40過ぎたら邪魔なだけ。
お互いの得意分野を認め合えば、案外うまくいくもんです。
下に見られたくない気持ちと常に戦ってる
また子供の用事?
主婦だから早く帰れていいよね
帰社するときに、たま~に脳内妄想で流れてくるこの言葉。
40代主婦の正社員って、なぜか「半人前」扱いされがち。 だから必死で証明しようとする。
- 子供が熱出しても出社
- 他人の小さなミスを発見したら喜んで報告
- 「大丈夫です!」が口癖
- 若い子より成果出さなきゃと焦る
でも、家に帰ればヘトヘト。
子供に「ママ、疲れてるの?」って心配される始末。
本末転倒ですよね。
実は周りの人、そこまで気にしてないかも。
「〇〇さん、最近顔色悪いよ」って心配してるのは、むしろこっちの過剰反応ですよ。
「できる主婦」を演じ続けるより、「ほどほどだけど長く働ける人」の方が会社も助かるはず。

自分で自分の首、絞めるのはもうやめましょう。
自分の時間は皆無
朝6時起床。
弁当作って、朝ごはん作って、子供起こして、自分の支度して。気づいたら夜11時。
やっと家事が終わって、ソファに座る。
あれ?今日も自分の時間なかった。そんなことを思うのが日課になってることでしょう。
働くママの20.4%が「自由時間ゼロ」と答えてるんです。
唯一の自由時間が「22時〜0時」って人が一番多いんですが、あなたはどうですか?

私は、ストゼロいっきに流し込んでます。
また、自分の時間が取れないと、だんだんメンタルが崩壊していきます。
- ワーママだがメンタル崩壊しそう
- 家事育児から逃げ出したい
- 変わったストレス解消法を知りたい
こんな悩みがあるなら、ちょっと変わったストレス解消法も紹介しているので一読ください。
将来的の経済的なプレッシャー
子供が中学や高校生になって、急に現実が見えてきませんか?
- 大学の学費、年間100万円以上
- 老後資金2000万円必要
- 住宅ローンあと20年
電卓叩いて、青ざめる。
そして、40代の転職市場なんて、まさに地獄。
求人見ても「35歳まで」「経験者優遇(でも若い人がいい)」ばっかり。
- 給料は10年前からほぼ横ばい
- ボーナスカットの噂が絶えない
- 副業したいけど、そんな時間どこにある?
- 投資?よくわからないし怖い
「もっと稼がなきゃ」って焦るけど、体はもうクタクタ。
でも、まずは現実を見つめること。
家計簿アプリで支出を把握して、削れるものは削る。
あとは、子供にも現実を伝える。
「うちは裕福じゃない」って。
奨学金だって立派な選択肢ですよ。
親が倒れたら元も子もないんですから。
転職したくてもできない
転職サイト開いて、絶望しますよね。
「35歳まで」 「フルタイム必須」 「土日出勤可能な方」
え、40代主婦お断りってこと?
実際、40代女性の転職市場は地獄です。
- 書類選考で落ちまくり
- 面接まで行っても「で、お子さんは?」の質問攻め
- やっと内定もらっても年収100万ダウン
そもそも転職活動する時間すらない。平日の面接なんて、どうやって行けと?
結局、今の職場にしがみつくしかない。
今の職場は、「あの上司、本当に無理」 「給料安すぎる」 「やりがいゼロ」と、
愚痴は山ほどあるけど、辞められない。
でもね、実は40代を求めてる会社もあるんです。ただし、大手転職サイトには載ってない。
- 地元の小さな会社
- パート→正社員ルート
- 知人の紹介
「今すぐ転職!」じゃなくて、じわじわ情報収集。
体力の衰えと仕事の負担が重くなる
朝起きた瞬間から、体が重い。
「あれ?寝たはずなのに疲れてる」40代のあるあるですよね。
- パソコン見てると首が痛い
- 夕方になると字がぼやける
- 階段上るだけで息切れ
- 金曜日は廃人状態
夕食後なんて、もう動けない。
子供に「ママ、宿題見て」って言われても、「ちょっと待って」のまま1時間経過。

子供よ。ママの「ちょっと」は1時間だからよく覚えとけ。
40代主婦が正社員がしんどいは嘘?楽に働く5つのコツ

上述の通り、40代の正社員主婦はみんなが思ってる以上にきついんですよ。
でも、きついだけで終わらせてしまったら意味ないですよね?
ここからは5つの楽に働くコツを紹介します。
- プライドを捨てて尊敬する気持ちを持つ
- 完璧を求めず「6割主義」で家事育児と仕事のバランスを取る
- 職場での人間関係は割り切って必要以上に深入りしない
- 副業やスキルアップで収入源を複数持ち経済不安を軽減する
- 転職市場での自分の価値を定期的に把握しておく
さっそく行きましょう。
プライドを捨てて尊敬する気持ちを持つ
40代からの転職で最も重要なのは「プライドを捨てること」です。
過去の経験や自信がプライドになりやすい。それが40代。
そのまま職場に持ち込もうとすると、必ず壁にぶつかります。
年下の同僚から指導を受けるとき、正直イラっとしますよね。
でも、その瞬間にプライドを手放せるかが成功の分かれ道なんです。
あなたが、20代の頃、口うるさかった40代の人。そうなっていませんか?
一度プライドを捨てると、覚えるスピードが格段に上がります。
- 年下でも素直に「教えてください」と言える
- 過去の実績を一旦忘れる
- 他人のミスで自分の株を上げようとしない
- 分からないことは何度でも聞く

レベル1になった気持ちで、謙虚に学ぶ姿勢がいいんですね。
完璧を求めず「6割主義」で家事育児と仕事のバランスを取る
令和の家事事情は大きく変化しています。
40代主婦が正社員として働くなら、完璧主義は今すぐ捨てましょう。
花王の調査によると、「家事や育児のために自分の時間が犠牲になるのは仕方ない」と考える女性は68%から52%に減少。
「家事はきっちりやるべき」という考え方が、この10年で10%以上減少したんですよね。
今は家電やサービスを使って効率化する時代。昭和の価値観に縛られてる場合じゃありません。
- 週3回は惣菜でOK
- 掃除は週末にまとめて
- 洗濯物は畳まずハンガーのまま収納
- 食洗機・ロボット掃除機をフル活用
職場での人間関係は割り切って必要以上に深入りしない
職場の人間関係を割り切ることは、40代主婦が長く働き続けるための重要スキルです。
相手の立場を尊重しつつも、全員に好かれる必要はないと割り切りましょう。
特に年下の同僚が多い環境では、プライベートの話題よりも仕事での貢献に意識してください。
職場で理想的なのは「新人に優しい先輩がいる」「仕事をわかりやすく教えてくれる」環境です。
でも現実は違います。
指導者の言葉遣いにイラッとしたり、細かいミスをネチネチ注意されたり。
そんな時は「相手も仕事で責任を負っている」と客観視すること。

でも嫌な人がいると毎日が憂鬱になりませんか?

嫌な人とは必要最小限の関わりでいいんです。
仕事での成果で信頼を得る方が、40代主婦には現実的なアプローチですよ。
副業やスキルアップで収入源を複数持ち経済不安を軽減する
40代主婦の経済的不安を軽減するには、複数の収入源を持つことが効果的。
そもそも時間がないのはわかっています。そのうえでお伝えしています。
でも、本業の仕事に加えて副業を組み合わせれば、月収の安定性が格段に向上します。
隙間時間でできる簡単な仕事や、平日の仕事終わり、土日のどちらかに働ける仕事を選びましょう。
自宅でできる副業なら時間調整もしやすく、家事との両立もスムーズですからね。

私が実際につき10万稼いだ副業を載せておきます。
もし時間に少し余裕が作れる人のみ、見てみてください。

転職市場での自分の価値を定期的に把握しておく
40代主婦が安心して働き続けるには、自分の市場価値を客観的に把握することが不可欠です。
- 自分のスキル
- 経験
- 知識
上3つがどれほど需要があるかを示す指標のこと。
市場価値が高いほど、転職先での待遇や条件が良くなります
市場価値を構成する要素は、経験・実績・スキル・専門性・資格です。
40代主婦の場合、育児経験やコミュニケーション能力も立派なスキル。
業界の標準年収と現在の年収を比較したり、転職サイトで似た条件の求人を調べたりして現状を把握しましょう。
仕事を辞める前に考えてほしい3つのこと

仕事と家庭の両立に疲れて「もう辞めたい」と思ったとき、すぐに決断するのは危険です。
後悔しないために、まずこの3つを確認しましょう。
- 家計への影響と将来の生活設計を具体的に計算する
- 正社員の福利厚生や退職金を失うリスクを把握する
- 次の仕事で失敗したときのことを考えておく
それぞれ詳しく解説します。
家計への影響と将来の生活設計を具体的に計算する
退職後の収入減を補うために必要な貯蓄額を算出しましょう。
例えば月15万円の収入減が20年間続く場合、単純計算で3,600万円の資金が必要になります。
住宅ローンの残高や子供の大学進学時期も考慮が必要です。
教育費ピーク時の退職は家計を直撃。私立理系なら初年度納付金が150万円超え、4年間で600万円以上かかる計算に。

具体的な数字を見るのが怖いです

でも現実と向き合わないと、後悔が大きくなりますよ。
正社員の福利厚生や退職金を失うリスクを把握する
厚生年金と健康保険の会社負担分が消滅します。
住宅手当や家族扶養のメリットも失われるため、実質的な収入減は表面以上に深刻です。

退職金は今は出ないところが多いので一旦無視しましょうか。
失業給付の受給条件も確認が必要です。
雇用保険加入期間が12ヶ月未満の場合、給付金が受け取れません。自己都合退職だと給付制限期間が3ヶ月発生します。
- 厚生年金の会社負担分(将来の年金額に影響)
- 健康保険の会社負担分(月2-3万円相当)
- 住宅手当・家族手当(月1-5万円)
- 退職金の積立(将来200-500万円の差)

福利厚生ってそんなに価値があるんですか?

年間50万円以上のメリットがあるケースもあります。
目に見えない部分こそ、実は家計に大きく影響するんですよ。
次の仕事で失敗したときのことを考えておく
40代女性の転職成功率は20-30%台と言われます。もちろん狙う業種により変わります。
事務職だと狭き門ですね。
求人数が30代の半数以下に激減するため、希望条件との折り合いが難しくなる傾向があります。
再就職先でよくあるトラブルが「想像とのギャップ」です。
求人情報との相違率が60%超というデータも。
特にパート職の場合、時給や勤務時間の変更が頻発します。
副業や在宅ワークの選択肢も視野に入れましょう。
40代主婦の3つのキャリアチェンジ先

今の働き方に限界を感じたら、キャリアチェンジも選択肢のひとつです。
実際、40代女性の約4割が「別の働き方を検討中」と答えています。
主なキャリアチェンジの選択肢は以下の通りです。
- 持ってるスキルを活かして在宅ワーク
- パートタイム・時短勤務に変更
- 派遣を利用してみる
それぞれの特徴を詳しく解説します!
持ってるスキルを活かして在宅ワーク
在宅ワークは40代主婦の「隠れたスキル」を収入に変える最適解です。
重要なのは「主婦歴で培った能力」を再定義すること。
食材の大量購入経験は在庫管理スキルに、PTA役員経験は調整能力として評価されます。
実際に料理ブログで月収10万円を稼ぐ主婦もいますしね。
参考までに、テレワーク導入企業の67%が「40代主婦の細やかな気配りを評価」と回答しています。
- 家計管理経験→経理・会計補助
- 子育て経験→オンライン家庭教師
- 料理スキル→レシピ開発・ブログ運営
- PTA活動→イベント企画・事務サポート

在宅ワークって本当に安定するんですか?

安定しません。最初は副業から始めて、実績ができたら本格化するのがコツです。
週3日・1日4時間から始め、徐々に単価を上げていく段階的アプローチするといいですよ。
実際に私がやってみて、月10万円稼げる在宅ワークは以下の記事にまとめています。
関連記事:【主婦必見】内職で月収10万“達成”できる内職10選!リアルな作業時間や落とし穴は?
パートタイム・時短勤務に変更
正社員からパートへの移行は「働くペースの再設計」です。
スーパーの品出し業務なら週3日×5時間勤務で月8万円、介護施設の日勤のみ勤務で時給1,450円といった具体例があります。
鍵は「扶養範囲内で最大効率」を計算すること。
103万円の壁を意識しつつ、交通費補助のある職場選びが重要です。
- 時給の高い職種を選ぶ(事務・医療事務など)
- 交通費全額支給の職場を探す
- 有給取得率の高い企業を選ぶ
- 残業なしを絶対条件にする

短勤務って収入が心配です。

時給アップと福利厚生の充実度で選べば、フルタイム並みの待遇も可能です。
派遣を利用してみる
在宅ワークの次におすめなのが派遣。
派遣は安定しないって言われますが、基本的に長期勤務前提でやっているため、契約終了よりも、自主退職の方が多いんですよ。
- 時給が高い(パートより200-500円高い)
- 働く時間を自由に選べる
- 派遣会社のサポートが受けられる
- 正社員登用のチャンスあり
「小学校の送迎時間に合わせたシフト」「夏休み期間の休暇取得」を条件に、見つけてる人もいますしね。
2024年の派遣労働者調査では40代女性の満足度が78%と最高値を記録。
よくある質問

【まとめ】正社員の仕事がしんどいと感じるあなたへ
悩みと原因 | 楽になるコツ | 辞める前の注意点 | 新しい働き方 |
---|---|---|---|
時間がない、人間関係、将来不安など7つの理由 | プライドを捨てる、6割主義、人間関係は割り切る、副業、市場価値把握 | 家計への影響、福利厚生リスク、次の仕事の準備 | 在宅ワーク、時短・パート、派遣 |
40代主婦が正社員として働くことの「しんどさ」、その原因と対策、そして未来の選択肢についてお伝えしてきました。
毎日、家事、育児、そして仕事と、目まぐるしい日々を送っているあなた、本当にすごいです。
でも、「しんどい」と感じるのは、決して甘えではありません。
むしろ、それだけあなたが頑張っている証拠なんです。
完璧を目指さなくて大丈夫。
時には力を抜いて、「6割主義」で乗り切りましょう。
周りに頼ったり、働き方を見直したりすることも、大切な選択肢の一つです。
この記事で紹介した、しんどさを和らげるコツやキャリアチェンジが、あなたの負担を少しでも軽くするヒントになれば嬉しいです。
正社員を続ける道も、新しい働き方を探す道も、どちらも間違いではありません。
大切なのは、あなたが納得し、心も体も元気に働けること。
焦らず、あなたのペースで、あなたらしい働き方を見つけてくださいね。